麻雀放浪記

  • 1985.12.25 Wednesday
  • 00:00
 オーラス親。 
下家の笹健とは15000点差のトップ。 

捨て牌は3段目に入り、笹健聴牌模様。 
待ちは2−5辺りか? 
 上家が5を切る。 
 僕は少し首をかしげ、自摸山に手を伸ばす。 
 「まだ聴牌ってね〜よ」と、笹健。 
 合わせて打5 
笹健自摸切り。 

次順上家リーチ。 
僕、打2 
笹健「ロン」タンピン三色。逆転で有る。 

笑いながら8000点払う。 

自分の甘さが可愛く思える。 

一般の感覚ならシャミだとかなんだとか騒ぎ立て「おい、メンバー」なんて事に成るのかも。 

 当時の僕たちは分かりあっていた。これは勝負なんだと。 

川中島の戦いに置いて、例えば上杉謙信が「明日は一時休戦で休みましょう」と、武田信玄に提案した。 

ところが、具足を脱ぎ捨て休んでいる信玄軍んに上杉軍が襲いかかって信玄が打たれたとして。 
世の人は、上杉汚い。と、言うのであろうか? 
信玄馬鹿か!と、言われるのが落ちだと思う。 

こんな勝負を楽しんでいた。 

麻雀が終われば、朝飯を一緒に食べに行き、麻雀談議に花を咲かせた。 

当時、彼はパチンコゴトが凌ぎであった。 
ある日、「鈴木、仲間が捕まったから暫く名古屋を離れる。と言い残し以後会っては居ない。



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